【就活生・転職希望者必見】信託銀行で必要な資格を教えます【勉強は大変?】
どうも、こんにちは、ADHD元銀行員のもってぃです。
銀行員って資格をたくさん取らないといけなくて大変ってイメージある方、多いですよね。休日も資格勉強で休めない・・みたいな。
実際ある程度は資格を取らないと商品販売ができなかったりするので、そのイメージもあながち嘘ではありません。
特に、不動産、運用、リテール等、様々な部門がある信託銀行では業務遂行のために必要な資格が通常の商業銀行よりも多くなります。
某信託銀行に6年弱勤務した私から、信託銀行ではどんな資格を取らないといけないのか、についてお話します。
資格の横には、
簡単:合格率50%以上
普通:合格率20%~50%
難しい:合格率20%未満
で難易度を記載してみました。
就職を考える際の参考にしてくださいね!
✔本記事の内容
1.信託銀行で「必須」の資格
1-1.証券外務員(簡単:合格率 二種50%~60%、一種40%~50%、内部管理責任者90%程度)
「証券外務員」は、投資信託等の金融商品営業を行うために必須の資格となっています。
二種、一種、内部管理責任者の3種類があります。
二種より一種の方が販売できる範囲等が広がり、内部管理責任者資格は支店等の管理体制のチェックを行う責務を負う内部管理責任者に任命されるために必要です。
これらは銀行より内定が出た時点で、取得することを求められる持っていて当たり前の資格です。
一種は二種を持っていなくても受験できますが、順番通り二種合格後に受験することを推奨されます。
内容はマークかる基礎なので、数日勉強すれば合格可能です。
「うかる」シリーズの問題集がおすすめです。
1-2.損害保険募集人((簡単:合格率90%程度?(非公開))
損害保険代理店として募集行為を行うにあたり必要な資格です。
非常に簡単な内容ですので、1日確り対策すれば確実に合格できます。
1-3.生命保険募集人((簡単:合格率90%程度?(非公開))
個人年金保険の募集行為を行うにあたり必要な資格です。
「一般」と「専門/変額」の2種類が必要でした。
こちらも非常に簡単な内容ですので、1日確り勉強すれば確実に合格できますよ!
1-4.銀行業務検定3級(普通:合格率20%~50%)
銀行業務を行うにあたっての様々な知識を習得するための検定試験です。
範囲毎に科目が分かれており、何度も受験することとなります。
なぜか1級がなく、2級が最上級という変わった試験です。
まずは3級を受けていくことになります。
銀行員の間でのみ有名で他業種への転職時の役には立たないうえ、合格点が60点の絶対評価なので、受験する時期によって難易度が大きく変わるコスパの悪い試験です。
油断していると落ちます。
合格が必須であったのは以下科目の3級です。
財務:財務諸表・財務分析の基礎
税務:所得税、相続税・贈与税、法人税、等の基礎
法務:預金、手形・小切手、融資、内国為替、等の基礎
信託実務:信託とは、資産流動化に関する信託、等の基礎
金融経済:金融、経済、財政の基本的な知識、等の基礎
受験する回によっては難易度が高い場合もありますが、確りと問題演習をしておけば合格可能です。
銀行業務検定協会編集の以下過去問題集がおすすめです。
2~3周確りと解けば合格できるでしょう。
1-5.金融コンプライアンス・オフィサー2級(簡単:合格率70%程度)
1-6.宅地建物取引士(難しい:合格率15%~20%程度)
【宅建対策はこちら】
2.必須資格がないと給料が上がらない?
私の働いていた信託銀行では、入行5年目までに宅建士を除く前述の全ての資格、入行8年目までに宅建士、を取得していなければ取得できるまで全く昇給しなくなるという規程がありました。
営業成績がどれだけ出せていても、この規程は絶対でした。
また必須資格取得後も業務に関連する資格の取得を推奨されますし、難易度の高い資格を取得すれば確りと人事的にも評価されていたと感じています。
こういった点で、信託銀行では資格取得による知識拡充を重視しているといえるでしょう。
全てではないですが、試験前は休日も勉強することとなります。
絶対に取らないといけない資格が10種類以上あるため、ある程度の資格勉強は苦にならない方が、信託銀行への就職・転職に向いていると思っています。
他に知りたいことがあれば、なんなりとご質問ください!