【2020年度版】中小企業診断士1次試験合格には過去問対策が超重要、おすすめは?
以前、私が2019年8月に行われた中小企業診断士1次試験に合格した際の勉強方法について、お話させていただきました。
通信講座のスタディング中心に勉強を行って、2019月2月からの半年間で約450時間程度の勉強時間で合格をしました。
✔スタディングでの勉強内容
勉強の際には、別途TAC出版の過去問題集7科目分とスピード問題集の「中小企業経営・中小企業政策」分を購入しています。
2019年11月27日に2020年度版のTAC過去問題集が発売されますので、発売に先立ち今回は中小企業診断士1次試験を合格するにあたっての過去問題集の重要性とおすすめの過去問題について、お話しようと思います。
✔本記事の内容
1.過去問対策は超重要
中小企業診断士1次試験は7科目もあり、科目毎の範囲も非常に多いため、過去問をやっても同じ問題が本番では出ないから無意味なんじゃないかと思ってしまう方が結構います。
私も勉強を始めたころはそうでした。
しかし、実際は類似した問題は結構出てきます。
全く同じ問題ではないですが、同じ論点の問題が文章を少し変えて出題されるのです。
そのため、過去問を徹底的に対策することは合格への最短ルートと言えます。
ただし中小企業診断士は非常に範囲が広いためやみくもに過去問を解きまくって答えを覚えただけでは、期待したような効果は出ないかもしれません。
過去問演習は以下のように行うことをおすすめします。
✔正しい過去問の解き方
1.各科目1年分を解いて全体像をつかむ(問題、解説を読むだけでもOK)
→この時点では、何もわからないかと思いますが、科目毎の問題量、出題のされ方、等全体の雰囲気を掴むことで勉強に取り組みやすくなります
2.通信講座(独学ならテキスト)を進めながら、論点別に過去問を解く
→1つの論点の学習が終了するたびに確認として、対応した過去問を解いていきましょう。
通信講座で勉強していれば、自動的に論点別に過去問を解く学習プランとなっているかと思います。
試験1ヶ月前くらいまでは、この2を何度も繰り返すことになります。
3.「5年分の過去問」を通して解く
→試験1ヶ前くらいからは、年度毎の過去問を通して解いていきましょう。
論点別の対応で既に解いたことがある問題ばかりのはずですが、ばらばらの論点で出ると意外と解けないことがあります。
そういった問題は理解したつもりになっているだけで一番危険です。
本番形式で解くことで確りと知識が定着しているか確認していきましょう。
また確りと本番同様の制限時間で問題を解くことで、試験本番の感覚を 養っていくことも重要です。
2.【おすすめの過去問】どの過去問を買えばいいの?
通信講座中心に学習する方と独学の方とで分けてお話します。
独学の方は、通信講座で提供されるサービスがない分、少し多めに過去問を用意する必要があるからです。
・通信講座で勉強している方
スタディング等の通信講座を中心に勉強している方は、TAC出版の「最速合格のための第1次試験過去問題集」一択です。
TAC出版の過去問題集は、5年分が年度毎に収録されています。
そのため試験直前の通しでの過去問演習に非常に役に立ちます。
通信講座で論点別の演習をし、その後にTACの過去問題集で本番感覚を身に着けるという流れでの勉強ができます。
業界最大手のTACだけあり、解説も非常に丁寧ですし、過去問5年分というボリュームも直前対策に良いです。
※2019年11月27日に出版予定です。
予約は既に開始しているので迷わず全科目分準備しておきましょう。
・完全独学の方は
完全独学の方には、過去問マスターという問題集の使用もおすすめします。
独学の方も、過去問を通して解く練習をするためにTACの過去問題集は必須です。
また独学の場合は、必ずテキストが必要になりますので、これもTACの過去問題集と連動した「スピードテキスト」を科目分準備するのが良いでしょう。
ただしTACのテキストと過去問だけでは、論点別に過去問演習をすることができません。
また、問題を直前5年分の過去問しか解かないのも、心もとないです。
ここで独学の方におすすめしたいのが、「過去問マスター」です。
過去問マスターは、過去問10年分を論点別に掲載しています。
私は通信講座のスタディングで勉強したので、購入はしていないのですが、書店で確認したところかなり解説も確りしており、問題量も10年と豊富ですので、独学の方には非常に良い問題集と考えています。
※2020年1月22日に出版予定です。
少し先ですが予約可能ですので、準備しておきましょう。
3.スピード問題集「中小企業経営・中小企業政策」は直前対策に最高
1次試験の科目の1つである「中小企業経営・中小企業政策」は問題の半分弱くらいが中小企業庁より毎年発表される中小企業白書のデータを元に出題されます。
過去問をやると「中小企業で多い業種」等出題の論点は同じような問題が多いことがわかるのですが、中小企業白書のデータは毎年変わるので過去問を解くだけだと誤ったデータで覚えてしまうリスクがあります。
そこで活躍するのが、「スピード問題集」です。
「中小企業経営・中小企業政策」のスピード問題集では、試験対象年度の中小企業白書のデータを元にした問題が、1頁1題、全部で150問(白書関連は75問程)も掲載されておりテンポよく解き進めることができます。
※2019年12月22日に出版予定です。
予約は既に開始しているので迷わず準備しておきましょう。