発達障害と診断されず落ち込んでいるあなたに伝えたいこと【ASD・ADHD】【大人の発達障害】
近年、テレビやインターネットで「発達障害」が取り上げられることが多くなり、大人になってから病院で診断を受ける人が増加しているといいます。
かくいう私も「発達障害」の1つである、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の診断を受けています。
そんな中で、「発達障害」の診断を受けなかった結果、落ち込む人も増加しているようです。
昨年は、ある精神科医が「発達障害」の診断が出ず落ち込む人がいることに対して、本を出したことでも少し話題になりました。
本自体は、落ち込んでいる方の気持ち理解しているように思えず、個人的にはおすすめできないので、ここでは紹介しませんが。
今回は、発達障害と診断されず落ち込んでいる方に、伝えたいことがあります。
記事の内容
1.「発達障害」も「発達障害でなかった人」も気持ちはきっと同じ
私のような発達障害者も、そうでなかった人も、きっと同じような思いを持って、勇気を出して、病院に行ったと思っています。
そのときの気持ちは、
辛すぎる現状を何とかして変えたい
なのではないでしょうか。
診断を受けたその日以降、自分に「障害」があるということを背負っていくわけですから、どちらかと言えばマルチタスクが苦手だから薬貰ったら楽になるかなー、なんて軽い気持ちで病院に行く人なんてほとんどいないですよね。
職場や家庭で、自分のことが理解されない、認められない、それが嫌で辛くて、何とかして現状変えたいけどどうしたらいいのかわからない。
そんな状態で、一縷の望みと障害を背負う覚悟を持って、診断を受けに行ったんじゃないでしょうか。
少なくとも私はそうでした。
発達障害と診断されず落ち込んでいるあなたは、もしかするとその望みを失って、どうしたらいいかわからなくなってしまっているかもしれません。
未来が見えなくなっているかもしれません。
私がADHDと診断を受けた時は、これで人生が楽になるかもしれない、と確かに思いました。
しかし、会社に申告もした後も、完全な理解は得られず、診断から2年半で心身共に限界が来てしまいました。
そしてその時やっと、
自分の望む人生にするには
自分が変わらなければいけない
ということがわかりました。
2.あなたは変われる
自分の望む人生にするには、自分が変わらなければいけない、といいましたが、今あなたのいるその場所で、現状以上の努力をする必要はないです。
診断を受けようとする程に、あなたは頑張ったんだから、一度自分をほめてあげてください。
変わる方法は
深く考えないこと
環境を変えること
です。
人間はリスクを最も嫌います。
考えれば考えるほど方法論におちいり、リスクを見つけ出し、行動しなくなります。
それは、「発達障害」もそうでない人も多かれ少なかれ同じだと思います。
だから深く考えずに、環境を変えましょう。
今の部署が嫌なら部署を、会社が嫌なら会社を変えてしまいましょう。
後悔するかもなんて考えなくていいですよ。
行動していれば後で軌道修正できますが、動かなければ一生今のまま何も変わりません。
未来は誰にもわからないからこそ、根拠なんてなくたって何とでもできます。
3.それでも診断が必要なら
自分が変わるためにどうしてもストラテラ、コンサータといった薬で症状を改善したいという方、診断がないと自分自身を認めてあげられないという方、等もいると思います。
そんな方は、別の病院で再度診断を受けるのも一つの手だと思います。
必ずあなたを理解してくれる医師がいます。
発達障害は、脳の機能性障害の一つであり、生まれつきのものですが、その診断基準は、現在まで変化してきています。
診断ガイドラインのDSMは現在第5版となっていますし、医師による診断もヒアリングに頼っている部分も多いです。
様々な本を読んだ限りでは、いまだに学生時代の成績が良い方を発達障害でないとしたり、明らかに誤った診断をしている医師もいます。
(発達障害でも学力が高い可能性は十分にあります)
医師でもない私が言うべきではないですが、発達障害と思われる症状で限界を感じるほどつらい時点で、診断を受けて救済措置を得られてしかるべきではないでしょうか。
あなたはできない理由ではなく、自分を変える理由を探しているんですから。
あなたの未来が大切です。
きっかけが、診断であろうと、行動であろうと、自分が変われば人生を変えることができると信じています。
私もあなたもきっと変わり続けることができます。
お互いに良い人生になりますように。
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